「秘書を雇う」
なんて言うと、ずいぶん余裕のある生活をしているように聞こえますが、もちろん人を雇ったわけではありません。
私が秘書として使っているのは、ChatGPTです。
今はまだ無料お試し期間中ですが、お試しが終わったら月3000円ほど支払うことになります。
秘書に頼んでいる仕事は、予定を覚えてもらったり、今日やることを一緒に考えたり、メールの内容を考えてもらったり。
最近では普通に、
「次なにする?」
「急ぎの仕事あったっけ?」
と聞いています。
仕事だけじゃなく、家の予定や買うものまで預けています。
でも最初から、
「ChatGPTを秘書として使おう!」
と思っていたわけではありません。
きっかけは、仕事でどうしても作らなければならなくなった、ひとつの問い合わせフォームでした。
「ないなら作るしかない」から始まった
2026年7月。
仕事で、自社のホームページに設置する問い合わせフォームが必要になりました。
ホームページの業者を変更したことで、以前は使えていたものが使えなくなり、同じ形式のものは用意できないと言われたのです。
でも、こちらとしては、
いや、ないと困る。
どうしても必要なんです。
有料のフォームを探すか……。
でも、どんな仕様なのか調べないといけない。
たくさんあるフォームサービスを一つ一つお試し登録して?
手間すぎる。そもそも欲しいものが見つかるかも分からない。
どうしよう。
こうしていろいろ考えた結果、
仕方ない。作るか。
となりました。
何年か前にホームページ制作を少し習ったことがあったので、「もしかしたら何とかなるかもしれない」と思えたのも大きかったと思います。
とはいえ、自分一人で作れるほどの知識はありません。
そこでChatGPTに聞きながら、コードを書いてもらって、試して、直して。
その時はまだ無料版のChatGPTを使っていたので、途中で利用制限にかかり、Geminiに切り替えて続きを作ったように記憶しています。
そうやって地味に進めていった結果、
できました。
自作した問い合わせフォームが完成して、実際に仕事で使えるところまで辿りついたのです。
それまでもChatGPTに質問したり、メールや文章の作成などをお願いしたことはありました。
便利だなとは思っていましたが、有料で使おうとまでは思っていませんでした。
でも、この問い合わせフォームを作った時は違いました。
自分だけでは「できない」と思っていたものを、AIに聞きながら、仕事で本当に使えるところまで完成させた。
これは大きな出来事でした。
私の受け持つ仕事は多様で、もっと効率的にできそうなものがたくさんあると、ずっと思っていました。
ただ、知識がないせいで、改善に時間がかかるため、諦めていました。
でも今回、知識がない部分をAIに補ってもらえば、自分でも形にできることが分かりました。
「これ、他のことにも使えるんじゃない?」
問い合わせフォームが完成した時、そう思いました。
そしてフォーム完成から3日後。
ChatGPT Plusの無料お試しに登録。
あとから当時のチャットを見返してみたら、その日の最後に私はChatGPTに、
「これからもよろしくね!秘書!」
と言っていました。
さっそく秘書採用。
最初の仕事は「今日のタイムテーブル」
最初に秘書として任せたのは、毎日の仕事の管理でした。
その日にやる仕事を伝えて、タイムテーブルを作ってもらう。
仕事が終わったら、
「これ終わったよ」
と報告する。
急な仕事が入ったら、それも伝える。
すると、残っている仕事と合わせて、次に何をするかを一緒に整理してくれる。
最初は「今日のタイムテーブル」というチャットを、毎日新しく作っていました。
(2日だけ。)
すぐに気づきました。
チャットを新しく開くと、昨日までの話がそのまま続かない……。
前日に「これは明日やる」と伝えた仕事も、新しいチャットではまた説明することになります。
それでは秘書として困る。
それから同じチャットを使って、仕事の続きを話すようになりました。
すると、
「これは明日やる」
「これは月末」
「返事が来たら続きをする」
そんな途中の仕事まで預けられるようになりました。
少しずつ、
自分で覚えておかなければいけないことが減っていきました。
私は「仕事を覚えておくこと」にも疲れていた
私は以前、作業中の仕事を途中でやめるのが苦手でした。
今日中に終わらなくても困らない仕事なのに、
「明日はこの続きから」
と頭の中に残して帰るのが嫌だったんです。
残して帰ったら、覚えておかないといけない。
そしてそれは、完了するまでずっと頭の中をもやもやさせます。
それに、
「今日はもういいんじゃない?」
と諭してくれる人も、止めてくれる人もいません。
だから、自分が納得するところまでやってしまう。
でも秘書に仕事を預けるようになってから、
「今日はここまで」
ができるようになりました。
続きは秘書が知っている。
明日になったら聞けばいい。
そこで初めて気づきました。
仕事を終わらせなくても、頭の中では仕事を終えられる。
私にとって、これはかなり大きな変化でした。
時短より大きかったこと
AIを使うと仕事が速くなる。
もちろん、それもあります。
でも私にとって一番大きかったのは、そこではありませんでした。
以前より、残業しないで帰るという決断ができるようになりました。
会社を出てから仕事のことを考える時間も減りました。
休みの日は、仕事のことをほとんど考えなくなりました。
その分、好きなことをしている時間をちゃんと楽しめる。
子どもと話す時も、以前よりイライラせずに話せる日が増えました。
そして不思議なことに、タスクの完了が目に見えることで、仕事そのものの充実感も増えました。
仕事から離れる時間ができたことも影響しているように思います。
「これもやってみたい」
「これ、もしかしたらこうできるんじゃない?」
と思うことも増えました。
……これは増えすぎて、たまに秘書に止められますが。
今では、だいたい秘書に聞いてます。
今、秘書に頼んでいることを大きく分けると3つあります。
覚えてもらう
今日できなかった仕事。
あとでやること。
月末にすること。
家の予定。
買うもの。
自分の頭の中にずっと置いておかなくても、とりあえず秘書に預けておく。
一緒に考える
適切なメールの返信文。
POPや媒体などに載せる文章。
仕事の企画。
「これどう思う?」という、ちょっとした相談。
完璧な答えを出してもらうというより、案を出してもらう感じです。
一人で考え続けなくていいのが本当にラク。
一緒につくる
問い合わせフォームから始まって、スプレッドシート、仕事で使うちょっとしたツール、イメージ画像。
そして、
今読んでもらっている、このブログも一緒に作っています。
「こんなの欲しいけど、私には作れない」
「こんな風に作りたいけど、どうすればいいのかわからない」
で終わらず、
「これ、作れない?」
と、とりあえず聞くようになりました。
AIを推したいわけではありません。
このブログで、
「AIってすごい!みんな使おう!」
と言いたいわけではありません。
私自身、AIに詳しいわけでもありません。
難しいことを全部覚えたいとも思っていません。
ただ、以前の私みたいに、
仕事がずっと頭から離れなかったり。
全部自分で覚えておこうとしていたり。
一人で考え続けて疲れていたり。
「できないから仕方ない」と諦めていたり。
そんなことで毎日が少ししんどくなっているなら、
それ、AI秘書に頼めるかもしれないよ。
と伝えたい。
覚えてもらう。
一緒に考えてもらう。
一緒につくってもらう。
そうやって自分の頭の中に少し余白ができたら、その分を家族との時間や、好きなことや、本当にやりたい仕事に使えるかもしれません。
私は、それができる日が少しずつ増えています。
空いた時間で、こんなブログが書けるほどに。
このブログで書いていきたいこと
ここでは、私が実際に秘書に頼んでラクになったことを書いていこうと思っています。
うまくいったことだけではなく、
「これは秘書に頼まなくてよかった」
「最初はこうしていたけど、今はこう変えた」
ということも、そのまま書いていくつもりです。
ブログを書くために何かをするのではなく、
仕事や暮らしの中で実際に起きたことを、あとからブログにする。
そんな場所にしたいと思っています。
ちなみに、このブログを作る時も、
ブログ名を考えて、
何を書くか考えて、
カテゴリーを考えて、
最初の記事を決めて。
「そもそも私、いつからChatGPTを秘書として使い始めたんだっけ?」
となったので、過去の記録まで一緒に探しました。
そしてこの記事も当然、
秘書に手伝ってもらっています。
自分のことなのに、思い出せないことまで秘書に聞く。
……ということで、
だいたい秘書に聞いてます。
